知識/ビジネススキル

【citibanamex】メキシコから日本への海外送金方法

留意事項

2021年に実際にメキシコから日本へ送金した際の経験を元に記事を作成していますが、本記事を参考に実施された作業により損害が発生した場合でも責任は負いかねます。資産の取り扱いは自己責任で行ってください。

メキシコから日本へ送金したいんだけど、どうすればいいんだろう?

このような疑問を持っている方たちのために、自身の送金の経験を元に、その手順を図を使って解説します。

citibanamex(シティバナメックス)銀行の口座を使っている方へ向けた記事となりますが、帳票はどこも似た内容なので、他の口座のお持ちの方でも参考にはなります。

こんな悩みを解決します

メキシコに銀行口座を持っている方で

・メキシコから日本への送金方法が分からない
・良いレートの時に日本へ送金したい

すぐに海外送金方法を知りたい方は目次から「Citibanamexでの海外送金方法」までスキップしてください。

メキシコペソを日本円へ替える手段

本記事では、citibanamexから日本の銀行口座への送金方法を解説しますが、メキシコペソを日本円へ替えるその他の方法についても簡単にふれておきます。

メキシコペソを日本円へ替える手段

①銀行口座から海外送金
②仮想通貨取引所から送金
③日本帰国時にコンビニATMで出金
④両替

①銀行口座から海外送金

手数料合計3.5%程度★★★★☆
手軽さ2時間程度の手続き★★★☆☆
限度額1,000,000 MXN★★★★★

通常の送金方法です。一度に送金できる限度額は手数料1,000MXNごとに1,000,000MXNまでですが、手続きを分けることで、一日に何度でも送金できます。

最もベーシックな方法です。後ほど手続きの流れを図解します。

②仮想通貨取引所から送金

手数料レート次第
手軽さ仮想通貨経験次第★☆☆☆☆
限度額約20,000 MXN★☆☆☆☆

メキシコの仮想通貨取引所Bitsoで仮想通貨を購入して、それを日本の仮想通貨取引所へ送金する方法です。

海外取引所の開設経験があれば、簡単。日本の取引所を開設した経験があれば、おそらく簡単にできる方法です。
普通に登録しただけだと、月あたりの入金限度額が4,000MXN程度、身分証明まできっちりしても20,000MXN程度と限度額が低い。

レート次第では、手数料ゼロどころか、売却益さえ狙える方法ですが、逆もまた然り、暴落時には10~20%一瞬で下がります。

余ったお金で一勝負してみるか?という方には良い方法かもですね。

③日本帰国時にコンビニATMで出金

手数料 約1%★★★★★
手軽さ★★★★★
限度額約5万円/日★★★☆☆

日本に帰国する機会があるのであれば、一番おすすめの方法です。

ファミリーマートのコンビニATMで1日当たり50,000円まで、citibanamexのキャッシュカードで出金できます。
手数料も400円程度取られるだけなので、1%未満でおそらく一番割りが良い方法でもあります。

私も帰国した時には毎日ファミリーマートに通っていました。

④両替

手数料 約10% ★☆☆☆☆
手軽さ★★★★☆
限度額両替所の在庫次第

最後の手段です。

手数料が取られすぎです。

Citibanamexでの海外送金方法

Citibanamexとは?

CitiBanamexとはメキシコの大手金融機関。メキシコで2番目に大きい銀行です。

旧名はBanamex。2001年にCitiグループに売却され、CitiBanamexとなりました。

手続き手順

手続きの流れ

①近所の支店へ電話で予約
②銀行窓口にて帳票を記入
③窓口の人が手続き
④送金手続き完了
⑤約3日後に日本の銀行口座へ入金

必要なもの

・citibanamexキャッシュカード
・日本の銀行口座の情報
・CURP番号(メキシコ人口登録コード)

CURPは下記からPDFでダウンロードできますが、送金にはCURP番号のみ覚えていれば問題ありません。
CURP | Trámites | gob.mx (www.gob.mx)

順に説明します。

①近所の支店へ電話で予約

スペイン語ができないと厳しいので、日本語を話せる人か英語で伝えれる人を通して、電話をしてもらうのが良いと思います。

②銀行窓口にて帳票を記入

下図のような帳票を記入していきます。

記入するのは右半分と、一番下の左隅のFIRMA(署名・サイン)の部分になります。

もちろん英語で記入する必要があります

右半分の詳細を図を交えて解説します。

1.まずは送金先となる日本の銀行口座の情報を入力します

・日本の銀行口座の受取人氏名
・日本の銀行口座に登録している住所
・日本での電話番号
・振込金額
・通貨名:ペソなのでMXN

2.次に日本の銀行口座の本社の情報を入力します

日本の銀行口座の本社へ送金、その後あなたの支店に送付することとなるので、本社の住所を記入することとなります。
インターネットで「銀行名 本社 住所」と検索すればすぐに見つかります。

例)東京三菱UFJ銀行の場合

・受取先銀行本社の住所
 2-7-1 Marunouchi
・国名
 Japan
・都市名
 Chiyoda ward
・県名
 Tokyo

・銀行名
 銀行名は英語の正式名称を銀行HPで調べて記入
 UFJ銀行は「MUFG Bank Ltd.

・口座番号
 支店番号と口座番号を記入

・SWIFTコード
 こちらも銀行のHPから入手可能
 UFJ銀行は「BOTKJPJT

3.送金元となるcitibanamex口座と個人情報を入力します

・citibanamex口座の氏名=送金主
・パスポート番号
 Pasaporteと記入、その横にパスポート番号
・パスポート有効期限
・メキシコでの電話番号
・メキシコでの住所
・CURP番号
・citibanamexの口座番号

以上で、帳票の記入は終わりです。

③窓口の人が手続き

窓口の人に紙を渡せば、手続きを開始してくれます。
私の場合、スペイン語はほぼ話せませんが、英語+Google辞書でなんとかなりました。

④送金手続きが完了

最後にレシートをもらえます。

ほとんどの銀行の場合、ドルとして送金することとなるため

・送金するメキシコペソの金額
・対ドルの換金レート(手数料込み)
・最終的に送付するドルの金額
・送り先の口座情報

などの情報が載ったレシートをもらえます。

送り先が間違っていないか、しっかり確認しましょう。

⑤約3日後に日本の銀行口座に入金

3日ほどすれば、入金のタイミングでの手数料が引かれたドル円レートで計算された日本円が口座に入金されます。

さいごに

ドルや円と比べて変動の激しい通貨なので、レートが良い時に送金できるのが一番ですが、手数料だけを考えた場合、日本のコンビニATMでの出金が一番お得です。日本に帰国する機会があれば、毎日コンビニに通って出金しておくことをおすすめします。

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