知識/ビジネススキル

漫画『キングダム』から学ぶ『7つの習慣』Part.1

今回は7つの習慣を漫画キングダムの名シーンに合わせて解説します。
読書が苦手な人も漫画と合わせて覚えることで、自身の行動習慣を変えることができます。
是非肩の力を抜いて、読んでみてください。

書籍『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』は人生を幸福に導く成功哲学で、自己啓発のバイブルとも言われている素晴らしい古典です。

漫画『キングダム』も多くの起業家や大企業の経営幹部が愛読し、作中に出てくる内容を自身のビジネスで役立てていると言われています。

本記事では、読者の皆さんのモチベーションアップ、記憶定着を狙い『7つの習慣』を『キングダム』の名シーンに合わせて解説していきたいと思います。

※キングダムを62巻まで読んでいない方には一部ネタバレとなる箇所があります。ご注意をお願いします。

この記事はこんな方におすすめ

  • 読書が苦手だけど『7つの習慣』を楽しく学びたい人
  • 『キングダム』が好きな人

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『7つの習慣』とは?

まずは、書籍『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 で述べられる7つの習慣について、簡単に説明します。

7つの習慣

第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描く事から始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刃を研ぐ

※漫画『キングダム』から学べる『7つの習慣』Part.1では第1~3の習慣を、Part.2では第4~7の習慣を説明します。

7つの習慣は幸福な人生を送るための習慣です。

第1~3の習慣で自分を磨き、第4~6の習慣で周りの人間にも影響を与え、第7の習慣で自分を磨き続けるというのが、大きな流れです。

もう少し詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

【時間がない人のための要約×実践】自己啓発のバイブル!「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」

それでは『7つの習慣』それぞれについて、『キングダム』の名シーンと合わせてみていきましょう。

1.主体的である

1つ目の習慣は『主体的である』です。

他人や環境のせいにしない、身の回りに起きた事象全てに自分で責任を取ること。自分の人生の主役は自分、責任を取るのも自分という考え方。

・王賁に「大将軍の景色」が見えたシーン

朱海平原2日目(50巻)、敵軍である岳嬰軍と趙峩龍軍に挟撃され、王賁は絶体絶命のピンチに陥ります。

そんななか、王賁に「大将軍が見ている景色」つまりは反撃の糸口が見えます。

王賁率いる玉鳳隊は敵陣を突破、敵陣の裏を駆け抜け、誰もが想像し得なかった場所を目指します。 王賁の狙いは、最初の場所から対角線上にあった馬南慈軍の陣の裏側だったのです。味方である亜光軍と挟撃し、 馬南慈軍に大打撃を与え大成果を挙げるのでした。

そのシーンがこちらです。

キングダム 50巻

主人公である自分が絶対に戦の中心にいて全部をぶん回すっていう自分勝手な景色を見ていたんだと思うよ」

主人公である自分、これは王賁のような優秀な将軍だけに言えることではなく、私もあなたも人間全員が自分の人生の主役です。

自分は人生の主人公、責任を取るのも自分、何事もこう考えることで確実にあなたの人生は好転していきます。

(確かに、信も蒙恬も王賁も物事や失敗を人のせいにしてるシーンってほとんど見ないですよね)

2.終わりを思い描く事から始める

2つ目の習慣は『終わりを思い描く事から始める』です。

人生においてのゴールを明確にする。死を意識し、死後周りの人たちにどう思われたいかをしっかり考えて、どのように生きていくか(ミッションステートメント)を決めることから始めましょうという意味です。いわば死生観。

もちろん、仕事など短期的なゴール(目的)なども含まれます。

・嬴政と斉王(王建)の会談シーン

嬴政は蔡沢の手引きで斉王と秘密会談を行うことになります(45巻)。

斉王は政に「中華統一の過程で秦に滅ぼされた亡国の民をどうやって救済するのか?」「強制的に秦人にされる苦しみをどうやって和らげるのか?」を尋ねます。

政がその問いに回答するシーンがこちらです。

キングダム 45巻

政は統一戦争を始める前に、すでに「終わり=明確なゴール=中華を統一し、法治国家を設立すること」を思い描いていることが、このシーンから分かります。

法に最大限の権力をもたせ、法の前では王も民も皆平等とする、という政の回答を聞いた斉王は、

「そなたにならこの全中華の舵取りを任せてもよいぞ」

と無条件で降伏する約束をします。秦は戦わずして、中華七雄の一国である斉を手に入れることとなります。

政は中華を統一する戦国の王としてのゴールをしっかり持っていました。

同じように、キングダムの主人公である信も自分の軍がどのような軍でありたいかという明確なイメージを持っています。

・信が尾平に飛信隊の理想を語るシーン

キングダム 44巻

信が子供の頃に親友の漂と思い浮かべた天下の大将軍の姿には、略奪や虐殺はなかった。

勝利のためには略奪も虐殺もする桓騎軍のようなやり方で勝ち続けても漂は喜ばないし、信も嬉しくない。
ガキみたいなことを言っているのは十分理解しており、飛信隊の隊員が周りから青臭いとバカにされ、いろいろ我慢させてしまっているのもわかっている。
しかし、それでも子供の頃に思い浮かべた誰よりも強くてカッコいい天下の大将軍に本気でなりたいと思っており、飛信隊もそういう隊でありたいと思ってる、と力強く語るシーンです。

実際の社会でも、政や信のようにしっかりした信念・生き様・ゴールを持っている人は魅力的です。周りもそういう人間は助けたくなるものです。

自分が人生の主人公だとすでに理解しているわたしたちは、どのように生きてどのように死んでいくかも常日頃から考えておく必要があります。

仕事や日常生活においても、それぞれのゴールをしっかり考えておくことで迷いや無駄を減らすことができるはずです。

3.最優先事項を優先する

3つ目の習慣は『最優先事項を優先する』です。

人生の時間は有限です。自分が目指したいゴールに近づくための事を優先する。

緊急度が高い事ではなく、重要度が高い事を優先しましょうという考え方です。

・河了貂が松左と渕に軍師として指示を出すシーン

飛信隊と趙峩龍軍の戦闘(54巻)の一コマ。

兵士数・兵糧の残量を考えた上で軍としての勝利を優先すべく、河了貂が2人に出した指示が「助けるべきところだけを助けて」

自軍の勝利(最優先事項)を優先した、河了貂としては珍しい非情な指示です。

キングダム 54巻

河了貂のこの作戦が功を奏し、最後は信が一騎打ちで趙峩龍を打ち取ることができるのですが・・・・。

わたしたちの人生も時間やリソーセスは有限です。
第2の習慣で決めたゴールに向かうためには「何が重要度が高いのか?」をしっかり考えた上で行動していくことが大切です。

まとめ

本記事では、『7つの習慣』の 第1~3の習慣

・主体的である
・終わりを思い描く事から始める
・最優先事項を優先する

について、漫画『キングダム』の名シーンに合わせて解説しました。

読書だけでなく漫画の名シーンと合わせることで、エピソード記憶として記憶に残りやすく、またそれぞれの習慣を実践する際のモチベーションが上がるのでは?との狙いから本記事を執筆してみました。
いかかでしたか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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