私がメキシコに数年間住んでいた経験を活かし、メキシコ在住時に行ってみて楽しかった場所だけを厳選、「メキシコシティ1日観光プラン」として記事にまとめました。
メキシコシティに1日しか滞在できない人でも楽しめるように、最高の場所ばかりを厳選しています。
また、ゆったり時間がある人に向けて、メキシコシティから日帰りで行けるおすすめスポットも紹介します。
本記事はこんな方におすすめ
- 1日でメキシコシティの楽しいスポットを効率よく周りたい
- メキシコシティから日帰りでいけるおすすめスポットを知りたい
メキシコの近くには、ペルーやキューバなど魅力的な国がいっぱい。
格安航空券で色々な国へ訪れるのも楽しいですよ。


メキシコシティの治安
メキシコシティの治安は悪いです。
危険と言われている地域、人通りの少ない寂れた場所、貧しそうな地域には近づかないことが大原則です。
基本的にはスリや強盗といった軽犯罪が多いですが、外国人を対象とした誘拐や銃を使った殺人が起きる可能性もゼロではありません。
また交通手段も流しのタクシーには乗らず、Uberを使いましょう。メキシコはUberが安いので、乗り換えが難しいメトロに乗るより手軽です。
危険な地域
危険な地域
①Tepito / テピト
②Tacubaya / タクバジャ
③Pantitlan / パンティトラン
①Tepito / テピト
今回の観光プランにも含まれるパラシオ デ ベジャス アルテスから北に2キロほどいった地域です。メトロポリタン大聖堂などがある歴史地区を散策する場合には絶対にこのエリアに入らないようにしましょう。
現地のメキシコ人も近寄らないエリアです。
②Tacubaya / タクバジャ
世界遺産ルイス・バラガン邸にほど近いエリア、地下鉄(メトロ)が3路線乗り入れるターミナル駅です。
メトロを使う際には気をつけましょう。駅の中は大丈夫ですが、外に出ないように!
③Pantitlan / パンティトラン
メキシコシティ国際空港第2ターミナルを出てすぐのエリアです。
ここもメトロのターミナル駅となっています。空港内や駅の中は大丈夫ですが、外には出ないようにしましょう。
第1ターミナルを出たエリアも危険です。空港から出たら、UBERやメトロに乗って安全に移動しましょう。
盗難などへの備え
危険な地域ではなくとも、街中やメトロ車内でのスリには注意が必要です。財布やスマホを狙っています。
特にスマホ!!
メキシコでは賃金水準と比べ、スマホの普及率が異常に高くなっています。当然、中古スマホの需要も非常に高く、財布を盗むよりスマホを盗むほうが儲かるということでスマホがめちゃくちゃ狙われます。WiFi機器も然り。
旅行中は財布だけでなく、スマホの盗難にも気を付けてくださいね。
盗難などへの備えとしては、
掛け捨てになってしまう海外旅行保険に入るのであれば、年会費がかかるが保証やサービスの充実したクレジットカードに入会することを断然おすすめします。
メキシコであればカード一つで食事や買い物ができ、現地通貨に両替することなく快適に過ごすことができます。
『UCプラチナカード』なら盗難保険、空港でのラウンジサービス、スマホなど通信端末保険までついています。年会費も1万円台と1年だけ入会するのであれば、海外旅行保険よりもトータルで考えるとお得です。

継続して使いたい人やネットショッピングが多い人には楽天プレミアムカードがおすすめ!

メキシコシティ1日観光プラン
治安の悪さに対する備えができれば、あとは観光を楽しむだけです。
下図は、楽しい場所のみ厳選した「メキシコシティ1日観光プラン」のタイムスケジュールです。
時間 | 内容 | 行き先 |
---|---|---|
09:00-10:00 | 美術館 | Museo Nacional de la Revolucion ムセオ ナシオナル デ ラ レボルシオン |
10:00-11:00 | 食事 | ARANGO Cocina de Raices アランゴ |
11:00-11:30 | 移動 | |
11:30-12:30 | 美術館 | Palacio de Bellas Artes パラシオ デ ベジャス アルテス |
12:30-13:00 | 展望台 | Torre Latinoamericana トレ ラティノアメリカーナ |
13:00-14:00 | 移動 | |
14:00-16:00 | 公園 | Bosque de Chapultepec ボスケ デ チャプルテペク |
16:00-16:30 | 移動 | |
16:30-19:00 | プロレス観戦 | Arena Mexico アレナ メヒコ |
19:00-19:30 | 移動 | |
19:30-20:30 | 食事 | El Borrego Viudo エル ボレゴ ビウド |
それぞれのスポットの魅力を地図と合わせて解説していきますね。
Museo Nacional de la Revolucion(ムセオ ナシオナル デ ラ レボルシオン)

英語に近い単語が多いので分かりやすいですね。Museo Nacional de la Revolucionは、国立革命博物館。
今のメキシコ合衆国は革命により建国されました。その革命の歴史、当時の民衆の生活などを知ることができる博物館です。
塔の最上階からは、現代の新しい市街地を望むことができます。

博物館の前には広場があり、現地の人たちの憩いの場となっています。博物館の周りを歩いてみるのも楽しいですよ。
ARANGO Cocina de Raices(アランゴ)

ARANGO Cocina de Raices(アランゴ)は国立革命博物館のすぐ向かいにある高級レストランです。
高級とはいえ、ブランチメニューなら1人あたり1500円程度、エッグベネディクトやフレンチトースト、サンドウィッチなどを美味しくいただけます。
壁画に描かれているのは革命の英雄と店員さんが教えてくれました。
Palacio de Bellas Artes(パラシオ デ ベジャス アルテス)

続いては美術館のベジャス・アルテス宮殿です。
メキシコシティで最も重要な建物とも言われています。
先ほどのレストランから、Uberで12分ほどの場所にあります。メキシコはUberが安いので私も住んでいる時はよくお世話になっていました。

私が訪れた時は、壁一面の大きな絵画が数点展示されていました。
美術館だけではなく、劇場も併設されており、音楽会などが開催されます。
トイレも比較的綺麗なので、ここでトイレ休憩をしておきましょう。
Torre Latinoamericana(トレ ラティノアメリカーナ)

ベジャス・アルテス宮殿からすぐ南に見えるのがTorre Latinoamericana(トレ ラティノアメリカーナ)、ひと昔前まではラテンアメリカで一番高いビルでした。
展望台もあり、メキシコシティで夜景を見るならここが定番です。世界遺産でもあるメキシコシティの歴史地域が一望できます。
ここから2つ西のブロックはチャイナタウンとなっています。神戸や横浜の中華街のような雰囲気で、肉まんらしきものが売っていました。
Bosque de Chapultepec(ボスケ デ チャプルテペク)

トレ ラティノアメリカーナから車で30分くらいで、チャプルテペク公園に到着します。
非常に広い公園で、公園内には国立人類学博物館や古城、動物園などもあります。気候がいいシーズンにゆっくり散歩すると気持ちがいいです。
公園のすぐ近くに2004年に世界遺産に登録されたルイス・バラガン邸と仕事場もあります。南に歩くと危険地域のTacubayaなので、公園の周りからは離れないように気を付けてくださいね。
Arena Mexico(アレナ メヒコ)

Arena Mexico(アレナ メヒコ) 、ルチャリブレ=プロレスの聖地といえばここ。
会場の前に並んだ露店では、覆面レスラーのマスクが売っています。メキシコ土産の定番ですね。
チケットは当日に窓口で購入もできますが、Ticket Master というHPで購入ができます。
Arena México, México | Events & Tickets | Map, Travel & Seating Plan (ticketmaster.com.mx)
チケット代は100~600ペソ程度で、最前列は約400ペソ~となっています。

最前列なら、間近で観戦できて、選手(ルチャドール)によってはハイタッチしてくれたり、話しかけてくれたりもします。
そんなに面白いのかな?と懐疑的だった私も2時間があっという間に感じるくらいに楽しめました。
El Borrego Viudo(エル ボレゴ ビウド)

El Borrego Viudo(エル ボレゴ ビウド) 、いつも行列ができているタコスの店です。
めちゃくちゃ多くの店員さんが走り回り、車の中までタコスを運んできてくれて、車内で食べることも出来ます。
メキシコ人の知人が「メキシコシティに来て、El Borrego Viudoのタコスを食べないなんてありえない!」と言っていました。
確かに今まで食べたタコスの中ではトップレベルのおいしさでした。
治安が悪い地域の近くですが、食事の時間帯であれば、常に人(客)が多いので問題はなさそうでした。タコスをおごれば一緒にドライブスルーしてくれるUberのドライバーもいるので交渉してみてはいかがでしょうか。
メキシコシティ発 日帰りおすすめ観光スポット
メキシコシティに数日間滞在ができる人にぜひ見てもらいたい観光スポットについても紹介します。
Teotihuacan(テオティワカン)
メキシコで最も有名な遺跡といえば、このテオティワカン。
4~5世紀に栄えて、15万人が暮らしていた都市国家テオティワカンには、太陽のピラミッドと月のピラミッド、ケツァルコアトル神殿など数多くの遺跡があります。
太陽のピラミッドは世界3番目に高いと言われており、高さは神殿を加えて74m、底辺は225m×222m。
ピラミッドの頂上から壮大なテオティワカン遺跡を眺めることができます。
下記の地図にある北バスターミナル(Northern Bus Station)から遺跡までバスで簡単にアクセスできます。
Pina de Bernal(ピニャ・デ・ベルナル)

Pina de Bernal(ピニャ・デ・ベルナル) は世界で3番目に大きい約300メートルの一枚岩です。
UFOの目撃情報も多く、メキシコ最強のパワースポットとも言われています。
ふもとには古い街並みの小さな村があり、一枚岩を目当てにくる観光客が多いためか露店なども見かけます。
メキシコシティからは車で3時間と少し遠いため、メキシコシティで日本人ガイドがついてくれるツアーを探して申し込むのがおすすめです。
近くにある色鮮やかな街並みが特徴のケレタロや魔法の街テキスキアパンを周遊するツアーに組み込まれていることが多いようです。
生で見る一枚岩は写真では分からない強烈なインパクトを感じることができるはずです。
さいごに
この記事では、メキシコシティの危険な地域・ メキシコシティ1日観光プラン・メキシコシティから日帰りで行けるおすすめ観光スポットについて解説してきました。
色々訪れたスポットの中から、印象に残ったスポットのみを厳選しました。メキシコシティに行く機会がある方はぜひ参考にしてください。
この記事でも、場所が分かりやすいようにGoogleマップを載せてきましたが、海外旅行に行く際には、地図アプリを使える環境を整えることが大切です。
ローミングサービスはお金がかかるので、海外WIFIをレンタルするか、現地で調達できるSIMカードをSIMフリーのスマホで使うかの2択。
海外WIFIのレンタルなら、『WIFIレンタルどっとこむ』がおすすめ!

SIMカードを現地調達するのであれば、下記の記事を参考にしてください。
地図アプリを駆使して、危険な地域にはくれぐれも近づかないようにしましょう。
あなたが安全にメキシコシティを満喫できることができれば、私も嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。良い旅を!